私は2020年の1月からPythonの学習を始めました。
当初は右も左も分からないといった状態でしたが、今ではプログラミングを用いていろいろなことができるようになってきました。
例えばWEBサイトからの情報収集の自動化、簡単なLINEbotの作成、ブログなどの自作WEBサイトの公開など。
学習はほぼ全て書籍を通して行ってきました。
そのため、本当に初心者向けのものから少し難しい本まで触れてきました。
この記事では私がこれまで読んできたPython学習本で、おススメできるものを紹介していきます。
もし、これからPythonの学習を始めようと思っている人、もしくは学習中の人の書籍選びの参考になれば幸いです。
まずこれからPythonを始めようと思っている人におススメなのがこの本です。
プログラミングの学習のスタートは「挫折しない」ということがとにかく大事です。
プログラミングを学習をしていて挫折をしてしまう人の割合は9割であると言われています。
Pythonはデータ分析やWEBスクレイピング、WEBアプリ制作、業務の自動化などいろいろなことができる言語です。
これから始める人もこういうことをやりたい、と考えている人も多いのではないかと思います。
しかし、これらのことも基礎ができていないと挫折してしまう可能性が高いです。
このスッキリわかるPython入門
はひたすら基礎のことだけを解説しています。
なので、プログラミングをゼロから始めた人でも挫折する確率が少ないです。
また、基礎のことはどうしても退屈になりがちなのですが、この本では会話形式でチュートリアルが進むので、飽きずに取り組むことができます。
いろいろ書いてきましたが一冊目はこの本で間違いないと断言できます。
タイトルに「2年生」とあるので当然「Python1年生」もあるのですが、「2年生」から読み始めても問題がありません。
この本はPandas
を用いた表計算、グラフ生成やBeautifulSoup
を用いたWEBスクレイピング、WEB API
の活用などの実践的な内容に触れることができます。
内容は入門的なものが多いのですが、この本を読むとプログラミングでできることの世界が広がります。
視界が急に開ける、と言い換えてもいいかもしれません。
例えば…
などなど。
Pythonの書籍として人気の高い一冊です。
ライブラリの紹介はないですが、入門本から一歩踏み込んだPythonの使い方が掲載されています。
一冊目で読むのは少し難しい内容なので、二冊目以降に読むとちょうどいいと思います。
この本では基本パッケージを紹介しつつ、応用してどのようなことができるか、ということを丁寧に教えています。
ソースコードの紹介にとどまらず、プログラミングとの向き合い方についても多く記述されているのが特徴。
このコーリー・アルソフさんのアティチュードがとてもかっこよく、モチベーションの維持につながります。
これも有名な本なのでご存知の方が多いと思います。
オライリーの本は訳文が難解なことが多いので注意が必要です。
タイトルの通り自動化処理の話が多いのですが、前半は文法の話がメインです。
この前半部分の文法の解説がためになった、という感想を持っています。
前半はしっかりと学習しつつ、後半の自動化の例については面白そうなものがあったら取り組む、というくらいで良いかと思います。
分量が多いので、無理に全部やらなくてもよいです。
PythonでWEBアプリ制作、Django学習の一冊目に超おススメなのがこの本です。
とにかく説明が分かりやすいし、ところどころでつまづきがちなポイントを拾ってのサポートがあるので、ついていきやすい。
ただソースコードを紹介するだけではなく、フレームワークの裏側の挙動も解説があり、とても参考になる。
実際にWEBアプリを制作すると必ずと言っていいほど良くわからんエラーに出くわします。
そういう時にフレームワークの挙動の基本を抑えていると、解決できる可能性がぐっとあがります。
著者の滝澤 成人さんが運営しているブログも素晴らしいです。
ブログでは開発時の応用的な事例を多数紹介しています。
恐らくDjango系のブログでの情報の充実度合いは随一でしょう。
Django学習ではこちらの書籍もおススメです。
Djangoの基礎的なチュートリアルを通して、業務的な環境で使う際のポイントが紹介されているのが嬉しいです。
例えばデータベースのバックアップ方法や、ログの出力方法など。
最後にAWS EC2での公開方法が掲載されている点が面白い。DjangoのみならずAWSへの入門にもなると思います。
適宜加筆修正を行っています。